自転車事故は「その場の順番」で、後日の揉め方が決まります。
私たちは、正しさより“詰まない手順”で守る。
ここは、現場でそのまま使えるテンプレだけを置きます。
✅ 結論:事故ったら「安全→通報→証拠→受診→保険連絡」
- 安全確保(二次事故を止める)
- 119(ケガ・出血・意識不明)/110(交通事故は警察)
- 相手情報(氏名・住所・連絡先・車両情報)
- 写真(位置関係・信号・路面・損傷・周囲)
- 実況メモ(時刻・場所・速度感・動き・天候)
- 受診(軽傷でも)
- 保険へ連絡(個人賠償/自転車保険/TSマーク等)
事故直後:60秒テンプレ(最初の動き)
✅ 60秒テンプレ(現場でこの順番)
1) 自分と相手を安全な場所へ(車道の中央で止まらない)
2) ケガ確認 → 119(必要なら)
3) 110(小さい事故でも警察に来てもらう)
4) 相手情報の交換(氏名/連絡先/車両情報)
5) 写真(位置関係→信号→損傷→路面)
6) 実況メモ(時刻/場所/動き/天候)
※事故後に警察へ届出していないと、後日「交通事故証明書」が取れず、保険手続きが詰むことがあります。
その場で回収する証拠(写真・実況メモ)
✅ 写真チェック(この順番)
- 全景:道路全体+自転車/相手の位置
- 信号/標識:信号の色・停止線・一時停止
- 路面:白線・段差・踏切・マンホール・濡れ
- 損傷:自転車/相手の傷(車ならナンバーも)
- 周囲:防犯カメラがありそうな建物/店舗
ポイント:あとで説明するのは“言葉”より“写真”が強い。
✅ 実況メモ(コピペ用)
【事故メモ】
日時:
場所(交差点名/目印):
天候/路面:
自分の進行方向:
相手の進行方向:
信号/標識:
何が起きたか(2行):
ケガ(部位):
目撃者(いれば):
撮った写真:〇枚
ポイント:記憶は24時間で薄れる。だから“今”書く。
相手情報テンプレ(これが無いと詰む)
✅ 最低ライン(必須)
- 氏名/住所/電話番号
- 相手が車・バイクなら:ナンバー/車種
- 相手が自転車/歩行者でも:連絡先(最低でも電話番号)
✅ 余力があれば(強い)
- 免許証・保険証券(見せてもらえる範囲で)
- 勤務先(通勤中の事故だと連絡が必要な場合)
- 目撃者の連絡先(1人でもいると揉めにくい)
まずは事実(写真・メモ)を固めて、保険に繋ぐ。
受診と書類(交通事故証明書・診断)
✅ 軽傷でも受診する理由
- 翌日以降に痛みが出る(首/腰/手首あるある)
- 診断がないと、保険手続きや説明が弱くなる
✅ 交通事故証明書の重要性
- 事故を警察に届け出て、後日「交通事故証明書」を申請する流れ
- 保険請求で必要になることが多い
✅ 書類テンプレ(保管するもの)
・交通事故証明書(後日申請)
・診断書/領収書(通院)
・修理見積/領収書(自転車/物損)
・事故メモ(この記事のテンプレ)
保険の地図:賠償・ケガ・TSマーク・業務利用の注意
✅ まず守るのは「賠償」
自転車事故は、相手にケガをさせると高額になることがあります。
神奈川(横浜含む)では、条例により自転車損害賠償責任保険等の加入が義務付けられています。
- 個人賠償責任(火災保険/自動車保険の特約に入ってることが多い)
- 自転車保険(賠償+ケガ+示談サービス等)
- TSマーク付帯保険(点検整備+1年の付帯。自転車に紐づく)
個人賠償特約は「業務中事故」が対象外になることがあります。
事業者・業務利用の保険要件は必ず確認(ここを落とすと詰みます)。
✅ TSマーク(ざっくり)
- 自転車安全整備店で点検→基準合格の自転車に貼付
- 賠償責任保険+傷害保険等が付帯(期間は原則1年)
- “人”ではなく自転車に紐づく(乗り換え注意)
TSマークは「保険+整備」のセットで事故率も下がる。
✅ 3分でできる加入チェック
- 火災保険/自動車保険に「個人賠償」特約があるか
- 家族型か(同居家族も対象か)
- 賠償の上限(目安:高めが安心)
- 業務利用が対象か(副業/配達/通勤)
迷ったら保険会社に「自転車事故の賠償と業務利用」を直球で確認。
連絡の順番(保険/家族/勤務先)
✅ 連絡テンプレ(順番)
1) 119/110(現場)
2) 家族(ケガ/入院の可能性があるなら早め)
3) 保険会社(個人賠償/自転車保険/TSマーク等)
4) 勤務先/業務先(業務中なら。副業も同じ)
5) 修理店(見積取得)
※「相手とLINEだけ交換して解散」が一番危険。警察・保険に繋がるルートを作ってから終わらせる。
絶対にやらないNG(現金示談・SNS・その場で断言)
- その場で現金を渡して終わらせる(後日トラブル化しやすい)
- その場で過失を断言する(メモ/証拠が先)
- SNSに相手の情報を出す(完全に揉める)
- 痛みがあるのに受診しない(後で説明が弱くなる)
Q&A(単独転倒/自転車同士/歩行者/ひき逃げ)
Q. 単独転倒(相手なし)でも警察?
A. ケガがある・道路施設を壊した・後日保険請求の可能性があるなら、相談しておくと詰みにくい。
Q. 相手が歩行者/自転車でも同じ?
A. ほぼ同じです。連絡先・写真・メモが重要。相手が軽傷でも後日痛みが出ます。
Q. 相手が逃げた(ひき逃げ/当て逃げ)
A. すぐ110。ナンバー・特徴・進行方向をメモ。可能なら周囲の防犯カメラ位置も撮る。
編集後記
事故は「その場のテンパり」で損をします。
だから私たちは、感情じゃなく順番で守る。
この記事の60秒テンプレだけは、頭の片隅に置いておきましょう。
内部リンク
よくある違反だけ抜粋。金額は警察庁の一覧(軽車両の反則行為と反則金)に基づきます。
| 違反例(抜粋) | 反則金 | 損しない運用 |
|---|---|---|
| 携帯電話使用等(保持)=運転中にスマホを手で持つ/注視 | 12,000円 | 「触らない導線」固定 |
| 遮断踏切立入り(遮断機が下りている踏切へ進入 等) | 7,000円 | 踏切は100%止まる |
| 信号無視 | 6,000円 | 止まれる速度で進入しない |
| 通行区分違反(右側通行=逆走など) | 6,000円 | 近道逆走を封印 |
| 指定場所一時不停止等(止まれで止まらない) | 5,000円 | 完全停止→一呼吸 |
| 無灯火(夜間ライトなし) | 5,000円 | 夕方から常時点灯 |
| 自転車制動装置不良(ブレーキ不良) | 5,000円 | 雨は“止まれない”が致命傷 |
| 公安委員会遵守事項違反(例:傘さし等/地域ルール) | 5,000円 | レイン装備に寄せる |
| 並進禁止違反(横に並んで走る) | 3,000円 | 一列走行で回避 |
※上表は「よくある違反」の抜粋です。重大・悪質な違反(飲酒運転等)は従来どおり刑事手続(赤切符)となる場合があります。最新の正式資料は警察庁・各都道府県警の公表情報で確認してください。



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